
デジタル全盛の今日において、アナログでの表現が注目されている。
インクの滲みや掠れ、絵具の盛り上がりなど、画材を用いた制作過程において生まれるあたたかみや独自の質感。
そこには、描き手の緊張感や感情を映し出し、「一枚しか存在しない」という希少価値を高めている。
表現された絵には、イラストレーターの卓越した技法が詰まっており、表現に深みを生み出しているのだ。
現代において活躍を広げるためには、アナログとデジタルを駆使するなど、幅広いスキルが求められる。
さらに、SNSを活用し積極的に自己発信することも課題となる。そこで今回の特集は、第一線で活躍しているイラストレーターに着目。絵に向き合う姿勢とともに、SNS時代における仕事術を紹介することで、イラストレーションの可能性を探る。
ーーーーーーーーーーー
CONTENTS
「アナログで表現するイラストレーション」
「遊ぶように、描く。
絵と戯れることで立ち上がる、自分だけの世界」
junaida
ぬくもりあふれるタッチとマイルドな色彩で、
大人も子どもも魅了する唯一無二の表現
北澤平祐
自分らしさの先に見つけた、
アナログ表現の確かな魅力
北村 人
感動する気持ちや好奇心を大切に、
フレッシュな気持ちのまま描き続けたい
布川愛子
ひと手間かけて質感に抑揚をつけ、
制御を超えた偶発的な変容を楽しむ
くぼあやこ
手と心が紡ぐ、幸せを宿した絵
タムロアヤノ
つらい時や疲れた時に元気をくれた
パンたちへの感謝の気持ちをイラストに込めて
momo
夏の美術学校特集2025
Special Edition クリエイターズ・バリュー
イラストレーター56人の仕事





